TOP HOT NEWS PROFILE WORKS 復興構想
Recovery Plan
for Fukushim
エネルギー
開発
Energy
Development
環境建築
Environmental
Architecture
地域づくり
Town/Regional Planning
木質建築
の開発
Timber Structure Development
|
  環境建築 Environmental Architecture
01
環境建築
Environmental
Architectures
of Ben Nakamura
02
余呉やまなみセンター
・はごろもホール
Yogo Yamanami Center
and Hagoromo Cultural Hall
03
大東文化大学
板橋キャンパス
Daito Bunka University
Itabashi Campus
04
七沢希望の丘初等学校
Nanasawa Kibounooka Elementary School
05
木創研
ローコスト・
ゼロエネ住宅
Mokusoken
Low-cost and
Zero Energy House
ハードのサスティナビリテイー
〜余呉やまなみセンター・はごろもホール〜

Sustainability Of Hardware
-Yogo Yamanami Center and Hagoromo Cultural Hall-

1.環境負荷低減技術を駆使したサスティナビリテイーの高い建築
●材料として環境負荷の少ないものの採用
・構造、サッシ、仕上材にCの保有量が多く製造過程においてCO2の排出量が少ない木質系の材料を多用している
●建設段階で環境負荷を低減した技術
・掘削残土を敷地内造成盛土として利用している。また、造成時の砕石材を地中梁下に利用している。
●使用段階で環境負荷軽減の方法=省エネ手法による消費エネルギー軽減の効果
・外断熱ならびに木製サッシの採用により断熱・気密性能を確保し空調エネルギーを軽減している。
・ハイサイドライト等から昼光利用により照明電力を低減している。
・敷地内井戸の水を中水利用することにより上水利用を軽減している。

2.地域の気候風土を考慮した省エネ型の建築
●風景の環境圧をどう考えるか。
・冬季には気温が約零度になり、北からの季節風により積雪は約2mにもなることがある。建物全体に水平屋根の上にいくつかの曲面屋根が北に背を向けて重なっているが、この形は冬季、北から吹き降りてくる雪の原に見える風の形が原型となった。 
・この曲面屋根部のハイサイドライトは、採光だけでなく換気や通風上も有効に機能している。
・豪雪地帯においては屋根の雪降ろしや除雪の人手の問題が発生するが、雪を屋根に乗せっぱなしにし、労働力をかけない計画が望ましいと考えている。
●断熱・気密性を高めた、木製サッシとペアガラスの開発
・開口部には木製サッシとペアガラスを採用している。これは断熱・気密性に優れるだけでなく、製造時に排出するCO2もアルミサッシと比べ非常に少ない。
・木製サッシ(W770×1,200)1台を製造(伐木→完成)するときに排出するCO2量。2.184kg-C/台(キマド調べ)
・アルミサッシには木製サッシの約340倍のCO2を製造時に排出する。(同上)
本建物の総エネルギー   3,511,727 MJ/年
計画時の総エネルギー   5,764,242 MJ/年
標準建物の総エネルギー   6,058,673 MJ/年
1.通常電力は、照明設備とその他動力
2.深夜電力は、冬季の床暖房用
3.ガスは、床暖房用、厨房用及び給湯用
4.中間期(5〜7月、10〜11月)は、冷暖房をしないためエネルギー量が少ない。
5.夏季、冬季ともにガス空調のためガスの消費量が増加する。
6.ガスヒートポンプを使用することで貯蔵のできない電力の平準化が計れている。
  電力のピークカットで最大電力から30〜40パーセント低減されている。
  契約電力、受変電設備の低減ができる。
7.深夜電力を利用することで電力会社の電力需要の平準化が計れ環境に寄与できる。
8.
本建物の総エネルギーは標準建物と比べて30〜40パーセント低減されている。
本建物の光熱費      13,963,273 円/年
計画時の光熱費      18,576,620 円/年
標準建物の光熱費      19,525,493 円/年
1.ガスのエネルギー量割合が57パーセントに対し、光熱費割合が22パーセントとガスが割安といえる。
2.深夜電力が通常電力に比べ7割ほど安価である。
3.
本建物の光熱費は標準建物と比べて28パーセント低減されている。
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